行動が億劫になり、物事に興味を示さなくなる
手慣れたことが上手くいかないため、毎日繰り返している筈の行動が、スラスラと流れるようにいかず、戸惑ってしまい、何度も確認するような行動を繰り返すが、上手くいかない。
こうした状態が続くと、さらなる症状を引き起こします。
会合や集まりで、話の筋道が追えず言葉を挟めない。聞いていてもよく理解できず、適当に相槌を打ってしまう。聞いていて話がよく分からず、発言することが減ってくる。
次第に興味を持てずついつい他のことを考えて、眠気を催してしまう。
文字を読むのが億劫になり、本や雑誌や新聞にも興味がなくなる。
そのため、年金や介護保険などの重要な事項の知らせを読んでもよく分からず、ついつい書類や郵便物を放置してしまう。
新しい家電製品や、車や自転車などの取り扱い説明書を読んでも理解できないことが多くなってくる。
かといって、店に入って品物について尋ねたり、説明を聞くことも億劫なので、知ったつもりで不用意に買ってしまう。そして、同じものを買ってきてしまうために、同じ本が並び、冷蔵庫に同じものが溜まっている。
また、モノの数を数えるのが苦手になります。
机に置かれた硬貨を目で数えることが難しく、五円玉が混じっていて十円玉が何枚、五円玉が何枚と数え上げることができず、一枚一枚拾いあげながら数えないと出来なくなる。
集合した人数を数えることが正確にできなくなる。男性何名、女性何名などと数えることが困難になる。
チョコレートの粒を人数分に分けるときに手間取って、何度も数え直して時間がかかってしまう。
服を汚すことが多くなり、身だしなみがだらしなくなる。
同じ服を続けて着て、清潔感が消え何となく小汚い様相になり、独特の匂いがするようになる。
ボタンを掛けると、穴とボタンがずれて穴が余ってしまうが平気である。
湯船に、靴下を履いたまま入ってしまう。